気仙沼大島で東日本大震災のその後を見て、海鮮に舌鼓を打つ

 

知人から紹介されて、岩手県の気仙沼大島へ行ってきました。

 

東北へ行く機会はそんなにないので、

せっかくならまとめて旅行しようと思い旅立ち。

 

 

まずは長野から新幹線で新花巻まで。

 

秋はカニ漁が解禁となる時期なんですね。

今年もおいしいカニさんに出会えるのが楽しみ。

 

大宮で乗り継いで、2時間半で新花巻へ。

 

岩手県に旅行に来ること自体がとても久しぶり。

 

 

花巻は多くのプロ野球選手を輩出しているんですよね。

甲子園でも強豪の花巻東高校。

 

大谷君は男から見てもかっこいい。

こんなイケメンが野球も超うまいとか、神様はなんて不公平なのでしょう・・笑

 

大谷君の先輩が菊池雄星投手ですね。

菊池投手もすごい実績です。

 

 

こんなにたくさん花巻ゆかりの選手がいるんですね。

西部の山川選手とか外崎選手もご縁があったとは知らなかった。

 

すごいメンバーだなぁ・・

 

 

展示を鑑賞しながら、駅で売られていた海鮮駅弁を楽しみました。

 

 

 

新花巻からはローカルの釜石線に向かって東へ進みます。

 

のどかな田園風景が続いて、

遠野駅に到着。

 

 

実は遠野は、大学時代に免許を取るときに合宿で2週間くらい滞在していたんです。

懐かしい思い出の土地。

 

田舎ですが、自然が多くて落ち着いたいいところですよ。

とても好き。

 

 

せっかくなので学生時代にお世話になった民宿とおのさんで、今回も宿泊しました。

 

変わってないなぁ~

相変わらずの雰囲気で落ち着く。

 

昔ながらの感じで、ご家族で経営されているようで人情味もあってとても好き。

 

 

チェックインして荷物を置いて、

せっかくなのでレンタカーを借りて免許を取ったときにお世話になった

遠野ドライビングスクールさんへ。

 

 

 

僕がお世話になったのはかれこれ20年前なので、

当時教えてくださった教官のみなさんは定年でご退職されていたり

他の場所でご勤務されていたりと様々だったのですが。

 

施設を管理をしている偉い方は昔と変わらずいらっしゃって

いろいろ教えてくださいました。

 

 

館内も20年経っても変わらないなぁ。

いろんな地方から合宿で免許を取りに来ていた人が多かったので、

ここでみんなでいろんな話をしました。

本当にいい思い出。

 

教習場も変わらないですね。

ここで伊藤さんという教官の方に厳しくいろいろご指導いただきました。

 

そのお陰があって車を仕事で運転することもできるようになりましたし、

再度車でこうやってお礼の訪問もできましたし。

本当に感謝しかありません。

 

 

長野から地元の栗菓子をお土産で持って行ったのですが、

お礼に地元農園さんのトマトジュースをいただきました。

 

 

年月が経っても変わらないこういう人間関係がいいですね。

ご配慮いただいてありがとうございます。

 

 

職員のみなさんに挨拶を済ませたあとは、地元の観光へ。

 

 

駅前でレンタカーを借りるときに「どこか名所はありますか?」とタクシー運転手さんに聞いたら

「福泉寺の紅葉がきれいだよ」と教えていただいたので、行ってみることに。

 

地元の方がおすすめするなら間違いはないはず。

 

入り口からもういい雰囲気ですね。

 

お庭もしっかりお手入れされていて、とても景色がよいです。

 

 

 

 

のんびり散策しながら紅葉を楽しめました。

天気も良くてラッキーでしたね。

 

 

その後は遠野ふるさと村へ。

 

 

遠野で唯一有名なもの。

それは、、、カッパです!

 

 

カッパが有名なのは

免許合宿に来た時にも地元の方にいろいろ教えていただきました。

 

昔ながらの家屋を見て、

曲り家というんですね。

 

 

すごい味があるなぁ。

木の家は本当に落ち着きます。

 

 

いまはスマホで説明が見れるんですね。

遠野なのになんて最先端のナビゲーションシステムなのでしょう!(失礼)

 

昔の曲り家ではお馬さんも家族と一緒に暮らしていたみたいですよ。

おとなしくてかわいい馬でした。

 

 

あとは眼鏡橋を見に行ったり。

 

 

遠野でいちばんインスタ映えするスポット。

 

 

一通り楽しんで、駅前にある地元のスーパーへ。

とぴあさん。

 

ここは合宿に来ていたときに、本当によく買い物に来ました。

民宿遠野さんから一番近いスーパーがここだったので。

 

 

遠野はジンギスカンが有名だそうで、

お肉もたくさん売られています。

 

それにしてもなんでジンギスカンなんでしょうね?

これは僕もまだ知りません。

 

 

民宿とおのさんへ帰って、お部屋でのんびり。

 

こじんまりとした和室ですが、この過不足ないお部屋が好き。

 

 

夕食は居間でいただきます。

 

中心に囲炉裏があって、

焼いた川魚をその場で提供していただけます。

焼きたてがふっくらしてて、これが美味しいんだ。

 

そしてお酒は、遠野名物「どぶろく」をいただくことに。

 

 

今でこそ当たり前に販売されているどぶろくですが、

岩手の民宿で最初に提供し始めたのはとおのさんらしいですよ。

 

 

 

どぶろくと一緒にいただくと美味しさも50%増し。

 

 

お部屋に帰った後は、とぴあさんで購入した地ビールをいただいて。

 

 

20年前に合宿でお世話になった頃を思い出しながら、就寝しました。

 

 

翌日、チェックアウトして、今日は目的地の気仙沼大島へ向かいます。

 

遠野まで乗ってきた釜石線をさらに東へ。

ラグビーで有名な釜石を経て、さらに奥の盛へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

途中の海岸線では、大きな堤防が見えました。

 

このあたりは震災で津波の大きな影響を受けたので、護岸工事が進んでいるんですね。

 

 

盛へ到着し、ここからはBRTというバス専用道路で気仙沼へ向かいます。

津波で影響を受けた路線復旧は予算的にも難しいのでしょうね。

 

 

こんな感じでバス専用道路というのが存在して、そこを進みます。

 

途中の道では大きなショッピングモールも見えたのですが、

 

まだまだ更地のところも多いようで。

 

震災2年後に一度このあたりを運転しに来たことがあったのですが、

7年経った今もその時から風景があまり変わっていなくて、ちょっとびっくりしました。

 

地方だと、なかなか簡単に復興はできないものなんですね。

 

 

BRT終点の気仙沼へ到着。

 

 

 

 

せっかく港町に来たのでお寿司を楽しみたいなと思って探して、

あさひ鮨さんへ。

 

ここのお店が、お世辞抜きで超美味しかった!

 

まずお魚の種類が豊富。

そりゃ長野から比べればどこだって豊富なのですが、

日本国内で見ても気仙沼はかなりいい漁場らしいですよ。

 

大将が「気仙沼で捕れない魚はないんですよ」と言っていたのが、

冗談には聞こえませんでした。

 

 

いろいろいただきたかったのですが、

大島行きのフェリーの時間も迫っていたので

最後に美味しい牡蠣をいただいて、泣く泣くお別れ。

 

 

フェリーで大島へ向かいます。

 

気仙沼と大島の間は約30分なので、すぐ着きます。

 

 

大島に到着。

 

もちろん上陸は初めてなので、右も左もわかりません。

 

この日は移動で1日終わってしまいそうだったので、宿をとっていた休暇村さんへ。

 

 

お部屋に荷物を置いて軽くくつろいで、夕食会場へ。

 

 

気仙沼といえば、ふかひれ!

ということでふかひれコースを楽しみました。

大きなふかひれだなぁ。

 

ビールがうまい!

 

 

 

やっぱり海鮮が豊富な土地はいいですね。

 

 

地元の地酒もいただいて。

 

 

 

 

 

もう言うことがありません。

食後は部屋で即就寝。

 

 

翌日、ホテルの人が大島を案内してくださるツアーがあるとのことで

参加してきました。

 

参加者が僕一人だったので、なんでも質問し放題で答えてくださって

ありがとうございます。

 

大島には亀山という山が中心にあって、

ここから島を一望できるそうです。

 

 

 

震災の時も島民のみなさんは亀山の高台へ避難されたそうで。

 

 

震災の時の写真をホテルの方が持ってきてくださっていたので

当時と現在を見比べることができました。

 

こちらが大島から見た現在の気仙沼で、

こちらが震災前の気仙沼。

震災前のほうが多くの建物が見受けられます。

 

 

こちらは大島から港方面を見た現在のようす、

こちらが震災前の様子。

震災前は港近くに民宿さんが何軒かあったそう。

 

 

震災時の気仙沼はこんな感じだったそうです。

 

 

津波で船が陸に上がってしまうのは、衝撃的ですね。

 

 

 

いまはこんなに穏やかな海で美しい島なのですが、震災の時はとても大変だったのだと思います。

 

 

亀山の頂上近くにレストハウスがあるのですが、

 

建物の中では当時支援してくださっていた米国海兵隊の記録がいろいろ残っていました。

 

「トモダチ作戦」というミッションで、

実は今回僕に気仙沼大島を教えてくださったのも

このトモダチ作戦で陣頭指揮を執っていた方。

 

僕はそれまで人生で気仙沼に大島という離島があることも知りませんでしたし、

そこで震災の時に大変なことがあって、

米軍の方が日本政府よりも積極的に支援してくださっていたことも知りませんでした。

 

なんだか、日本人として少し恥ずかしかったです。

 

なので今回、実際に自分の目と足で確かめてみようと思ってこの土地へ来ました。

 

 

 

亀山から降りて、案内してくださったホテルの方へお礼を伝えて

港近くでレンタサイクルを借りて島内を一周することに。

 

こじんまりとした観光案内所でレンタサイクルできます。

 

 

電動アシスト付き自転車ですね。

最近めっきり自転車には乗っていないのですが、たまに乗ると本当に便利だなぁと感じます。

 

島内をいろいろ見て回りました。

 

 

 

 

護岸工事は7年経った今もまだ続いているんですね。

 

 

鎮魂の碑で手を合わせていたら、

地元のおじいさんが声をかけてくださって、

当時の状況についていろいろ教えてくださいました。

 

 

 

東日本大震災以前からも、津波の注意喚起する碑が建っていたんですね。

 

長野もそうですが、水害がある土地では歴史は繰り返すといいますか、

その土地の方が一番土地を熟知されています。

 

 

最南端の龍舞崎という展望台へ来ました。

 

 

 

ここが島内の最南端。

何もないところですが、落ち着いたいい場所。

 

 

その後は北上しながら自転車をこいでいると、地元のスーパーがあったので見学。

ローカルスーパーってなんか好きなんですよね。

 

 

離島ですが、結構種類が豊富にそろっています。

 

気仙沼はサンマが有名ですが、脂がのっていそうで美味しそう。

一尾80円はお手頃でいいですね。

家計の味方だ。

 

 

その後は地元の方におすすめされた十八成浜へ。

 

 

 

野性味あふれる道を抜けると、

きれいなビーチがありました。

 

十八成浜の名前の由来は、

足を踏むとキュッキュッと砂が鳴くような音が聞こえるからだそうです。

 

それだけきめ細かい砂の浜だということですよね。

 

水もきれいだし、夏の海水浴にはよさそうです。

 

 

一通り見て回ったので自転車を返してフェリーで気仙沼へ。

 

どうしてもあのお寿司屋さんが忘れずに・・

 

また来ちゃいました。

 

今日もこのあと仙台空港の近くまでの移動で滞在できる時間は決まっているので、

軽くおつまみをいただいて握りは包んでもらうことに。

 

 

 

マツタケのお吸い物、美味しかったなぁ。

 

握りはホテルに到着してから

地元のお酒と一緒にいただきました。

美味しかったなぁ。

 

今度は気仙沼に一泊してのんびり堪能したいですね。

 

 

大島を一通り見ることができて、よい旅となりました。

やっぱり自分の足と目で見ることに観光の醍醐味があります。

 

教えてくださって、本当にありがとうございました!

 

 

PS.

翌朝は仙台から大阪へ飛行機で向かったのですが。

 

 

買った牛タンが本当にかわいい牛タンでした。

 

今度はお店でゆっくり厚切り牛タン食べたいですね。

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